フリーライド

【2022-23年版】フリーライド板の選び方とおすすめ8選

一重にスノーボードと言っても数多くのスタイルが存在し、個々のレベルや好みによって楽しみ方も人それぞれです。

その中でも今回は、スノーボードの基本であり最も重要なスタイルでもあります”フリーライド”(フリーライディング)についてご紹介します。

フリーライドとは

その名の通り「自由に滑走する」という意味でありますが、ビギナーの方などが最初に挑戦するスタイルであり、次へのステップへの架け橋となるのがこちらのスタイルです。

また、それぞれのゲレンデの形状に合わせて思い思いのイメージで自由にライディングをメイクしていく事が一番の醍醐味です。

その為に先ずはしっかりと板をコントロール出来るようドリフトターンから練習し、その後はエッジを利用したカービングターンを習得。

それを何度も繰り返し行うことでボディバランスやアプローチラインなども自然と体が覚えてくれるかと思います。

それらをマスターし、ゲレンデ全体を自由自在に滑れる頃には、また一歩先へのスノーボードの魅力を知ることとなるでしょう。

では、ここからは実際に”フリーライド”をする上で、どのような板を選択すれば良いのかを、いくつかの視点から説明させて頂きます。

スノーボードの板は色やデザインなどは違えど一見どれも同じように見えますが、実はそれぞれに特徴があり、スタイルに応じ適した板を各メーカーが研究を重ね提供しています。

そして、そもそも”フリーライド”というカテゴリーはとても幅が広い意味を持ち、何でも自由に出来ることが求められます。

今回は、その中でも「初心者でも扱いやすく、何でも出来てゲレンデ内を自由に気持ちよく滑走出来る」という、オールラウンド的な部分を重点に置いて”フリーライド”の板とします。

形状から選ぶ

基本的にフリーライディングとして全ての工程を程なく楽しみたいのであれば、全てのスタイルにおいて平均的な性能を発揮する「可変キャンバー」や「Wキャンバー」がおすすめ。

さらに、板との接雪面が多くグリップ力の強い「フラット」などでしたら、逆エッジのリスクも少なくビギナーの方などでも安心です。

シェイプから選ぶ

単純にメインスタンスでターンやカービングなど、フリーライディングらしくゲレンデ内を気持ちよくクルージングしたいなら「ディレクショナル」がおすすめ。

ノーズとテールが非対応で重心が後ろにありエッジグリップが強いので、板に乗る感覚の薄い初心者でも安定しての乗ることが可能です。

また、フリーライド中にスイッチや簡単なトリックを織り交ぜながら滑走したい方には、ノーズとテールが同じで若干重心が後ろ目な「ディレクショナルツイン」が最適。

ターンやカービングなどの操作性にも優れており、かつスライド・スピン等トリックなどにも対応できます。

硬さの選び方

乗り心地などで差が出てくる部分がフレックス「板の硬さ」となります。

人それぞれの筋力などによっても左右しますが、反発力&安定性という面では中間くらい(ミドル)くらいのフレックスが良いでしょう。

また、フリーランのみでしたら硬め(ハード)のフレックスの方が高速時の安定感は増します。

ビギナーの方などでしたら、少し柔らかめ(ソフト)のフレックスを使用することで、ターンもしやすくオーリー時にはしならせやすいという特徴があります。

長さの選び方

最後に板の長さ(レングス)についてですが、よく言われるのはご自身の身長からマイナス15~20cm位が平均的なレングスとなります。

しかしながら、フリーライディングを楽しみたいのであれば、それよりも少し長めの板を選択してもいいでしょう。

滑走時により安定感が増します。

より深いターンなどを求めるのでしたら、有効エッジ(ノーズとテール部分の一番太い場所同士の距離)が大きい板をチョイスしてください。

まとめ

”フリーライド”は基本的なスタイルではありますが、上級者の方やスノーボード歴の長い方なども好むスタイルです。

みなさんリラックスし、雪山の大自然の中での景色や空気感を味わいながら、各々が自由にクルーズしてます。

そして、スノーボードにより魅力を感じることができれば、次のステップとしてその他のスタイルにも挑戦して頂ければと思います。

”フリーライド”とはまた違う魅力がそこには溢れていますし、その中で自分に合った好みのスタイルを発見し楽しんでもらいたいです。

-フリーライド